発達支援や家庭での療育において、感覚統合のサポートはとても大切です。
そこで今回は、自宅にある「風船」を使って、楽しく取り組める感覚統合あそびを5つご紹介します。
風船は軽くて動きがゆっくりなので、感覚に敏感な子や運動が苦手なお子さんにもぴったり。
遊びながら、前庭感覚・固有受容感覚・触覚をやさしく刺激していきましょう。
感覚統合とは?
感覚統合とは、視覚・聴覚・触覚・前庭覚(バランス感覚)・固有受容覚(筋肉や関節の感覚)など、
複数の感覚情報をうまく処理し、体をスムーズに動かしたり、集中したり、落ち着いたりする力の土台です。
この感覚の処理がうまくいかないと、動きづらさや不器用さ、集中力の低下、イライラしやすさなどが現れることも。
そのため、感覚をやさしく刺激する遊びを日常に取り入れることが大切です。
風船でできる!感覚統合あそび5選
①風船ヘディングバランス
風船を頭でポンと打ち、落とさずキープ!
5秒キープチャレンジなどの遊びも楽しいです。
ねらい:前庭覚・バランス感覚・集中力
②風船ふわふわキャッチ
風船を上から落とし、それを手でキャッチ!
視線を合わせる動きや、目と手の協応性も養われます。
ねらい:空間認知・固有受容覚・視覚と運動の連携
③風船スライドマッサージ
膨らませた風船で体を優しく転がしてなでるだけ。
背中、腕、脚などを「ふわ〜」っとマッサージしてあげましょう。
ねらい:触覚刺激・情緒安定・安心感の育成
④風船足キックパス
親子で向かい合って、足で風船をポンと蹴り合うあそび。
座ったままでできるので小さなお子さんにもおすすめ。
ねらい:下半身の固有受容覚・協調運動・バランス力
⑤風船フラフープリング
フラフープやヒモで輪をつくり、風船を投げ入れる的入れゲーム。
うまく入ったときの達成感で、楽しさと自信も育ちます。
ねらい:空間認知・動きの調整・集中力・自己肯定感
おうち療育でも感覚統合あそびはできる!
風船を使ったあそびは、感覚を刺激するだけでなく、
「できた!」「楽しい!」という気持ちから自己肯定感も育ちます。
遊びの中で少しずつ、子どもの「動きやすさ」「心地よさ」を引き出してあげましょう。
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失敗しても笑える
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落ちてもすぐ再チャレンジできる
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家族で一緒に楽しめる
そんな安心感のある療育環境を、風船1つでつくることができます🎈
まとめ
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感覚統合の基礎づくりは日々の遊びから
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風船は前庭覚・固有受容覚・触覚を自然に刺激
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おうちでも無理なく取り入れられる
発達に不安のあるお子さんや、感覚の敏感さが気になるお子さんにもおすすめです。
ぜひ、今日から取り入れてみてください☺️
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