「言葉が遅れている気がする」「集団生活が苦手そう」「もしかして発達に特性があるのかな?」
そんなとき、まず相談先として挙げられるのが児童発達支援センターです。
今回は、児童発達支援センターで発達検査を受けるまでの流れを、初めての方にもわかりやすく解説します。
1. 児童発達支援センターとは?
児童発達支援センターは、市町村が設置する発達に特性のある子どもやそのご家族を支援する施設です。心理士や保育士、言語聴覚士などの専門スタッフが常駐しており、相談・評価・療育などを行っています。
2. 発達検査を受けるまでの一般的な流れ
ステップ①:まずは相談・問い合わせ
保護者が気になることを電話やWebフォームなどでセンターに相談します。
この段階で「発達検査を受けたい」と希望することも可能です。
ポイント: 相談は無料で受けられる場合がほとんどです。
ステップ②:初回面談・アセスメント
相談後、センターで初回面談が行われます。
お子さまの生活の様子や、気になる行動、発達の状態について丁寧にヒアリングされます。
確認される内容の例:
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妊娠・出産時の様子
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家庭での発達の様子
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保育園・幼稚園での生活
ステップ③:発達検査の実施
必要と判断された場合に、発達検査が行われます。
代表的な発達検査には以下のようなものがあります。
検査名 | 対象年齢 | 内容 |
---|---|---|
新版K式発達検査 | 0歳〜成人 | 認知、言語、運動などの発達を測定 |
田中ビネー知能検査 | 2歳〜 | 知能発達の目安 |
WISC-Ⅳ | 5歳〜16歳 | 言語理解や処理速度などを分析 |
※検査は臨床心理士や発達の専門職が担当します。
ステップ④:結果の説明と支援方針の提案
検査結果は後日、保護者へ説明されます。
数値だけでなく、お子さんの得意・不得意の傾向や関わり方のアドバイスももらえる貴重な時間です。
また、必要があれば以下のような提案があります:
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児童発達支援の利用
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医療機関の受診
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通所受給者証の取得手続き など
3. 検査だけ受けたい場合はどうする?
児童発達支援センターはあくまで相談支援や療育を前提とした機関です。
そのため「検査だけを受けたい」という場合は、小児科の発達外来や心理士のいる医療機関を紹介されることがあります。
4. まとめ:迷ったらまずは相談を
児童発達支援センターでは、検査だけでなく子どもの発達全体を見守る支援が受けられます。
「発達検査を受けるべきか悩んでいる」という段階でも、気軽に相談してみるのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. 発達検査は誰でも受けられますか?
→ 相談内容やお子さんの状況によって、必要と判断された場合に受けられます。
Q. 費用はかかりますか?
→ 相談や検査は基本的に無料ですが、地域によって異なる場合があります。
ご不明なことなどは気兼ねなく聞いて下さいね!
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