子どもの遊びの定番「縄跳び」。
実は、ただの運動ではなく 療育にも大きな効果 が期待できることをご存じでしょうか?
この記事では、縄跳びを使った療育の効果や、年齢別の取り入れ方、家庭や施設で実践できる遊び方を詳しく解説します。
縄跳びが療育に向いている理由
縄跳びは全身を使う運動であり、次のような力を自然に育てます。
-
リズム感(縄の回転に合わせて跳ぶ)
-
バランス感覚(着地の安定や体幹の強化)
-
両側協調(手と足の動きを同時にコントロール)
-
集中力・予測力(縄の動きを見てタイミングを合わせる)
-
自己調整力(順番を待つ、ルールを守る)
つまり、縄跳びは「運動療育」「感覚統合」「ソーシャルスキル」まで一度にアプローチできる優れたツールです。
年齢別の導入方法
3〜4歳(導入期)
まずは縄に慣れることからスタートします。
-
ロープを引っ張って歩く
-
地面に置いたロープをまたぐ
-
両足で「ピョン!」とジャンプ
➡ 成功体験を積むことが大切です。
4〜6歳(基礎期)
ジャンプとリズムを組み合わせていきます。
-
両足ジャンプを繰り返す
-
音楽や手拍子に合わせて跳ぶ
-
「3回跳べたら休憩」など目標を設定
6歳〜(応用期)
より高度な動きに挑戦します。
-
片足ジャンプ
-
長縄での集団遊び
-
交差跳びや二重跳びに挑戦
療育に使える縄跳びの遊び方
-
ロープ引きレース
→ ロープを地面に置き、その上を歩いたり走ったりしてバランス感覚を育てる。 -
音楽ジャンプ
→ テンポに合わせて跳ぶことでリズム感を養う。 -
色カード跳び
→ 「赤のテープを踏んでから縄跳び」など、認知課題を組み合わせて注意力を高める。 -
長縄チャレンジ
→ 順番を待ちながら跳ぶことで、社会性や協調性を育てる。
発達特性に合わせた工夫
-
自閉スペクトラム症(ASD)のお子さん
→ 視覚的に分かるカード(「①縄を持つ ②足をそろえる ③ジャンプ」)を使うと理解しやすい。 -
ADHDのお子さん
→ 短時間で区切ってチャレンジし、できたらすぐ褒める。小さな報酬(シールなど)が効果的。 -
運動が苦手なお子さん
→ 縄の代わりにフラフープや床にテープを貼ってジャンプ練習を行い、段階的に縄跳びへ移行。
声かけのポイント
療育で大切なのは「短く・具体的に・ポジティブに」です。
-
×「がんばって!」
-
○「3回跳んでみよう!」
できたらすぐ褒めることで、子どものやる気が高まります。
まとめ
縄跳びは、リズム感・バランス・協調性・集中力などを遊びながら伸ばせる 療育に最適な運動 です。
家庭でも簡単に取り入れられるので、まずは「1回跳ぶ」から始めてみましょう。小さな成功体験の積み重ねが、子どもの自信と成長につながります。
当施設でも段階に合わせた習得を行なっています。
プールスティックジャンプからの入りも人気ですよ!
ぜひ体感してみて下さい🎶
施設のお問い合わせはこちら
無料見学申込はこち
