子どもが大好きな遊具のひとつ「トランポリン」。
実は、発達障害や発達が気になる子への療育にも、とても効果的に使えるアイテムです。
今回は、
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トランポリンを使った療育の効果
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具体的な遊び方のアイデア
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家庭や施設で取り入れる際の注意点
を分かりやすく解説していきます。
トランポリンが療育に向いている理由
トランポリンは「楽しい!」と感じながら体を動かせるのが大きな魅力です。
療育では「本人が楽しみながら自然と成長できる活動」がとても重要。
その点でトランポリンは、遊びと発達支援の両立がしやすいツールといえます。
トランポリンで期待できる療育効果
1. 体幹・バランス感覚の強化
ジャンプの反動で自然に体幹が鍛えられます。
姿勢保持が難しい子や、座っていられない子にとって、楽しく体幹トレーニングができるのは大きなメリットです。
2. 感覚統合のサポート
上下に揺れる刺激は「前庭感覚(バランス感覚)」や「固有感覚(体の位置感覚)」を育てます。
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感覚に敏感な子 → 揺れに慣れる練習になる
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感覚に鈍い子 → 刺激をしっかりと受け取るきっかけになる
このように、それぞれの子に合わせて感覚調整ができるのも特徴です。
3. 集中力・注意力アップ
「10回ジャンプしてみよう!」
「高くジャンプ、次は低くジャンプ!」などの指示を出すと、
指示理解や注意を持続する力 を育てることができます。
さらに「数を数える」活動を組み合わせると、数概念の理解にもつながります。
4. コミュニケーション・社会性の促進
トランポリンは一人ずつ使う遊具なので、自然と「順番を待つ」練習になります。
また「せーの!」と声を合わせてジャンプしたり、応援や拍手をしたりといったやりとりの中で、社会性を学ぶこともできます。
5. 情緒の安定・ストレス発散
上下のリズム運動は、脳に良い刺激を与え、気持ちを落ち着ける効果があります。
イライラや不安を発散したいときの気分転換にも役立ち、情緒面の安定をサポートしてくれます。
トランポリン療育|具体的な遊びのアイデア
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10回ジャンプチャレンジ
→ 数える練習+達成感を味わえる -
高く/低くジャンプゲーム
→ 指示理解や体の使い方を学べる -
ボールを持ってジャンプ
→ 体幹や協調運動の強化 -
順番カードを使った活動
→ 見通しが持てて「待つ」練習に効果的
安全に楽しむためのポイント
トランポリンは楽しい分、ケガのリスクもあるため必ず大人が見守りましょう。
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周囲に物を置かない
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1人ずつ使用する
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小さい子や感覚に不安がある子は特に近くでサポート
家庭用の小型トランポリンを使う場合も同様です。
安全を第一に、楽しく取り入れることが大切です。
まとめ
トランポリンは、
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体幹・バランス感覚の強化
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感覚統合のサポート
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集中力・注意力アップ
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コミュニケーション・社会性の促進
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情緒の安定
といった幅広い効果が期待できる療育アイテムです。
「楽しい!」という気持ちを大切にしながら、安全に配慮して取り入れていきましょう✨
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