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「型はめでできる療育とは?発達を支える5つの力」

「型はめでできる療育とは?発達を支える5つの力」

型はめは、ブロックやパズルを決まった形の穴にはめるシンプルな遊びですが、実は発達支援においてとても重要な療育活動です。

今回は、型はめを使った療育の効果と、おうちでもできる工夫を紹介します。


1.型はめで育つ5つの力

① 手先の巧緻性

ブロックを持ち、向きを調整してはめる動作は、手指の細かい動きをコントロールする練習になります。
👉 発達がゆっくりな子の「手先の訓練」にも最適です。

② 形の認識・視覚認知

丸・三角・四角など、形を見分ける力が育ちます。視覚的に情報を捉える「視覚認知力」は、のちの文字や数字の学習にもつながります。

③ 空間認知・位置関係の理解

どの向きで入るかを考えることで、「上下・左右」や「向き・位置」を理解する力が伸びます。
→ 図形の学習や運動の基礎にもなる重要なスキルです。

④ 集中力・持続力

「できるまでやってみる」経験を通じて、集中して取り組む力を育てます。短時間でも繰り返すことで、集中の持続時間が少しずつ伸びます。

⑤ 達成感・自己効力感

「できた!」という成功体験が積み重なると、子どもの自信や挑戦意欲を育てます。これは自己肯定感の基礎となる大切な感情です。


2.おうちでできる型はめ療育の工夫

  • 初めは「形の数を減らす」「大きい穴の型はめ」など、成功しやすい課題に設定。

  • 入らないときに「少し回してみようか」「こっちかな?」と声かけしてサポート。

  • 成功したらしっかり褒めて「できた喜び」を共有しましょう。

  • 慣れてきたら色や形の分類あそびにも発展できます。


3.療育現場での活用例

児童発達支援では、
・構成遊びの導入
・視覚認知訓練
・巧緻動作トレーニング
として使われています。

形を当てはめる中で「観察→試行→成功」の流れを経験することが、子どもの思考力・集中力の基礎を育てます。


まとめ

型はめは「手先のトレーニング」「形の理解」「集中力の強化」など、たくさんの発達課題をカバーできる万能な療育です。
遊びの中に自然に取り入れて、楽しく発達をサポートしていきましょう🌈

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